2016年03月
2016年03月10日
「レヴェナント蘇えりし者」観ました
昨日、試写会のチケットが手に入ったのでいってきました。
雨で、寒い日でした。こういう日は人出も少ないだろうと急遽行くことに
あたり!せまい試写会室はすいてました。一つ置きにすわってもゆったり…
心ゆくまでレオ様と、トム・ハーディ様を鑑賞してきました。
『レヴェナント:蘇えりし者』 (C)2016 Twentieth Century Fox

右が監督 中央レオナルド 左はトムかな
何もかも濃い
監督アレハンドロ・G・イニャリトウさんの最初の長編劇映画は「アモーレス・ペロス」
これを東京国際映画祭でやった時、わたし、観ました
映画祭なので監督も登場 かわいい顔した若者でしたね(私も若かったけれど)
毛が濃くて、顔も濃くて、映画登場人物も濃い顔。しかも、ドラマも濃くて、分厚くて、しつこくて…
長かったですが飽きずに汗をかきながら観終わりました
感想?脂のしたたるステーキ肉を何枚も食べて、ちょっと胸焼け気味だけど、食った食ったって満足感。なんでしょうか、あのみなぎるエネルギーは
で、今回のレオ様のこれ。レオ様が濃くなってる!生きる執念に燃えてる。自然と戦っている。
猫たちとまったり生きている私にとって、動物と格闘したり、はらわた出したり、生魚、生肉食べたり…
真っ赤な血が河に流れたり、人を斧で叩き割ったり…の連続は目をそむけたくなるところもありました
上映2時間半の間には、レオ様が河でおぼれないか、毛皮のコートがあったそう、などと思ったり。
映画はやっぱり濃かったんですが、レオ様なので胸焼けなしでした
おまけにトム・ハーディ様も悪役でとてもいい味をだしていました。
圧倒的なエネルギーでした
アレハンドロ監督の創作欲は飽食からどう抜け出すかにもがくハリウッドのスターたちにマッチしてます。監督とハリウッドの役者たちとのコラボでまだまだヒットが続くでしょう
日本映画もかつてはこの映画のようにエネルギーあふれたものがあったのですが、
最近はさらっと醤油味。こういう人間関係をよしとしない国になってます。
本質を見ないで笑い飛ばす傾向の日本ーーこの映画は本質を見据えてしつこく追及していくエネルギーあふれる映画でした。