2016年02月
2016年02月29日
おめでとう!レオ様!
やっと、やっと、やっとオスカーを手にしました。
おめでとう、レオ様 (88回米アカデミー主演男優賞)

レオナルド・デカプリオと言えば自分的には『タイタニック』。
NYU映画学科に短期留学した時、クラスで自己紹介の時間に好きな映画は『マイライフ・アズ・ア・ドック』といったらあれはいい映画だという人がいたが、そのあとに『タイタニック』と言ったら、苦笑する人がいた(感じわるいわあ)。
先生は、苦笑しながら「あの映画のどこがいいの?」ですって!
英語が堪能じゃないので、素晴らしい映画よといっただけ。
たしかベンハーと同数の受賞数なのに、主演のレオ様だけ候補にあがらなかった!
だけど、あの映画にジャックとローズの悲恋がなければただのパニック映画になっていたでしょ
しかもジャックがレオナルド・デカプリオでなかったらあれほどヒットしなかったかも。
船の先でローズと二人、新しい世界にむけて進んでいく海の先をみつめるシーンは素晴らしいですね
スチール写真を我が家に飾っています。
レオ様はかように、女性が夢中になるゆえに正当に評価されない時代を頑張りぬいて、耐えて、挑戦しつづけたのです(しんみり)。
タイタニックであげるべき、遅すぎ、遅すぎ。
でも、正装でオスカーを持ったレオ様、自信に満ちた大人になりましたね。ジャックでとっていたら、賞のありがたみがわからなかったかも。終わりよければすべてよし(まだ、終わりじゃないよ)
とにかくおめでとうございます。誹謗中傷に負けずこれからもがんばってください。
2016年02月28日
女性自身(3月8日発刊)に原口鶴子
先日「女性自身」の編集者から電話がきた。NHK朝ドラの広岡浅子は女子教育の先駆、日本女子大創設に支援したことから、同大学(当時は大学校)出身の理科系女性を中心に何人かを取り上げるとのこと。
鶴子さんがピックアップされ、彼女の足跡についてインタビューを受けた。
3月8日発刊号に掲載。原口鶴子さんは2ページ中央着物で座っている女性、きれいですねえ


totoebi01 at 11:27|Permalink│[原口鶴子の青春]映画日誌
2016年02月25日
ブラック・ギャング 欲望のバージニア 裏切りのサーカス マーガレットサッチャー鉄の女の涙
『ブラック・ギャング』
もっとシリアスで、政界、FBIに切り込んでいくかと思いきや、ギャングの世界にシフトが移っていき、ジョニーデップの変装ショーみたいになっていった。というのは言いすぎでしょうか。最高に面白い作品とは言い難いです。
『欲望のバージニア』

これ原題は『lawless』.。うまいこと日本語タイトル名を付けるなあ、と感心。
アメリカの禁酒法時代の男たちの欲望。この場合の欲は性欲でなく金欲。実話らしい。最強の3兄弟が生きるために無法時代をどう乗り切ったかーーなど私が書くと教科書みたいでつまらないが、はらはら、どきどき、それにロマンスありで、最後は、言わないけど絶望じゃありません。ただ、なんであの女は店に戻ってきたのかなあ、それがちょっと疑問。
主演で兄弟の二男、フォレストをやったトム・ハーディがとってもセクシー(マッド・マックス早く観たい)。存在感が半端じゃない。ほかにあのゲーリー・オールドマン、あのガイ・ピアースなど曲者が勢ぞろい。こちらもこれ以上ない悪役ぶりを発揮。すごいです。ただ一人普通だったのは三男役のシャイア・ラブーフ。ほかの男たちが濃いので、薄く見えたのかな。彼の恋人役で、のちに『アリスワンダーランド』で主演となった ミア・ワシコウスカがきれいだった。フェルメールの絵からでてきた女性のようだ。
『裏切りのサーカス』
トム・ハーディといえばこの映画にも出ている
題名だけみるとサーカス団が裏切ったのか(笑)。何かわからないところに興味を引かれてみたら、サーカスとはイギリスの秘密情報機関の別名。そして、役者が、これまた『欲望のバージニア』とダブル。どっちが製作はやかったかな。主演はゲーリー・オールドマン、諜報部員にコリン・ファースと超成長株のベネディクト・カンバーバッチ。とても面白いスパイものだった。
『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』
偉い女性のツルーストーリーだが、認知症がはじまったサッチャーを中心にいろいろ回想していく構成。
認知症になった方の、意味があまりわからない行動もこれを見るとなるほどと思ってしまう。
なにも病気になってからスタートしなくてもと思ったが、どうなんだろう。
いまいち退屈だったのは自分がイギリスの現代史に疎いからかな
2016年02月09日
ブリッジ オフ スパイ

トム・ハンクス主演、監督スピルバーグ 脚本コーエン兄弟
前半の舞台がニューヨークで、後半がベルリンときたら、観に行かないと!
久しぶりにがら空きの劇場でゆっくり映画を楽しむことができました
冷戦の時代、1950年代後期から1960年ごろにあった実話。
ソ連のスパイがアメリカで逮捕され、東ベルリンでアメリカの秘密偵察機が爆撃されパイロットが捕まった
この米ソ二人の捕虜と、さらに東ドイツで捕まったアメリカ国籍のイエール大学院生、この米国2対ソ連1の捕虜交換を取り仕切った弁護士、ドノヴァンの話。
スピルバーグは私と同い年。若い監督、観客から見るとスパイ映画にしてはまったりしてると思うかもしれないが、私はドンパチ、PCを駆使した追跡、捜索なんかよりよっぽどスリルがあると思った。
ドノバヴァン弁護士(トムハンクス)の息子が、学校で核戦争の話を聞いて風呂に水を張ってその時に備えるのだと必死に訴えるところがあるが、実は私も、小さい頃、朝鮮戦争が勃発した時に、親から戦争になると日本も巻き込まれるかもしれないから、寝るときに脱いだ服は枕元に置いてすぐに逃げられるようにしなさいと言われたことを覚えている。
舞台がベルリンに移るあたりから緊張感がましてくる。壁を作るシーンや壁を乗り越え東から西へ行こうとして銃殺される市民をドノヴァンが電車から目撃するシーンなどは迫力がある。
自分がベルリン滞在中は何気なく電車に乗っていたが、本当に見えない歴史がそこらじゅうにある街だ。
大学院生が解放されるチェックポイントチャーリー、兵士とスパイを交換するグリーニッケ橋へはまだ行ってない。
ドノヴァンとソ連のスパイの友情に、ほろりと来た。