2015年04月
2015年04月11日
アレクサンドリア(スペイン映画)
昨夜深夜、「アレクサンドリア」を見た。

監督・脚本 アレハンドロ・アメナーバル
主演 レイテェル・ワイズ
西暦4世紀のアレクサンドリアが舞台。天動説に疑問を感じ、地動説を模索し、その解明に没頭する女性哲学者かつ天文学者であるヒュパティアの生涯を描いた作品。
元祖理科系女性だ。キリスト教台頭の中、古いしきたりとの争いは政争と化し、自己の生き方を曲げない彼女は権力をもつキリスト教の男たちに魔女とされ、処刑場にひかれていく。
そこに、かつて彼女の奴隷として仕え学問を習い、身分は違うがひそかに彼女に思いを寄せる青年がからむ。青年は政変で奴隷の身分を解除され、いまやキリスト教に属し、改革運動の先頭となって異端者狩りをしていた。彼は密かに尊敬し愛する女性が魔女として処刑場にひかれていくのを知って、駆け付けるのであった。
感動のラスト!感動なのかどうか、でも、究極の愛だろうなあれは。
レイチェル・ワイド、きれい。監督がアカデミー賞外国映画賞を受賞した『海を飛ぶ夢』を見なくては。
久しぶりに、どっしり見応えのある映画でございました。(NHKBSプレミアム)
2015年04月10日
ベルリン再訪2/15(7)
2月15日は、ミッテ地区のローゼンターラー広場駅から
朝9時30分ぐらいに宿を出発。ローゼンターラー広場駅下車したが、どちらの方向にいっていいかわからない。前を路面電車が走っている。
地図を頼りに、こっちへ行ったり、あっちにいったり。
ちょっと路地っぽい坂道をあがりはじめたら、左に公園がみえてきたので、この道だと確信。
なだらかな丘にそって歩く。
新しいモダンなアパートが並んでいる。若夫婦が子供を育てるのにちょどいい地域って感じ。資料によると、ブドウ畑があったところらしい。

(壁公園の高台からアパート群を眺める 白いテントのような建物は朝市の店)
シオン教会へ
丘の中腹に公園が。そこを通り過ぎると教会の塔がみえてきた。

シオン教会。地味な教会だが、東ドイツ時代末期は、反体制グループの拠点になっていたそうだ。
トイレへ行きたくなって教会の中に入ったが、礼拝中だったので外に出た。
壁公園へ
この先が壁公園のはずと、地図でみて確認し、さっさと歩く。

壁公園への通りに出るまでの道には、気楽にはいれそうなおしゃれなカフェが並んでいた。
宿で朝食をしっかり食べたので、お腹がすいてるわけでなく、とにかく壁公園目指して歩く。
壁公園に面した通りにでた。今日は土曜日なのでイベントがあるのか、入り口でギターで歌う人、観光バスでやってくる人、中学生みたいな団体など、続々人が集まっていた。
なだらかな芝生のような空地の向こうに朝市がたっていた。広場を横切って市にはいり、トイレを探すと「WC」の掲示。人をかき分けてそこへ行くと、簡易トイレがずらりと並んでいた。

広場の上に壁が並んでいた。2013年に来たときはシュプレー川沿いのイーストギャラリーで壁をみたが、こんな低い壁で、大丈夫だったのだろうか?監視塔があったのだろう。それに電流が走っていたのかもしれない。
そこから通りを歩き給水塔やもっと歩こうと思ったが、寒いし、疲れたし、夜はベルリンオペラを見る予定なのでエバースヴェルダー通り駅で電車にのって、宿のあるクーダムの方へ戻る。
ケーテ・コルヴィック美術館を訪ねる
宿ののある道の一つ隣の道に、ドイツの戦争と圧制の犠牲者記念碑となっているノイエ・ヴァッに置かれている母と子の彫刻の作者、ケーテ・コルヴィック美術館があった。入館した。

彼女は第一次世界大戦で長男を、第二次世界大戦で孫をなくした。生活のため商業ポスターや、戦意高揚の絵なども描いたが、一貫して女性と貧しい人々の姿を描き続けた。女性のために戦ったアーチストとしてドイツで最も高く評価されている。

ドイツベルリンオペラ『タンホイザー』を見る
宿に一度戻り少し横になる。
午後3時半にオペラ座のカフェで文子の長い友人であった女性と会う。T子さんの通訳で文子と友人が知りあったきっかけや、文子のドイツでの活動を聞く。ミステリアス、そして、かわいい女性だったとのこと。文子がくれた、と浮世絵がかかれたTシャツをもってきてくれた。
時間になったので別れオペラ座へ。

(ドイツベルリンオペラ座)
T子さんがあらかじめ滞在に合わせてチケットをとってくださった。
話が盛り上がり、開演ぎりぎりで入場。すでに座っている人たちに立っていただいて自分たちの席についた。ちょっともうしわかなかった。
席は後方の正面。見えにくいのではとT子さんは気にしていたけど、微妙に椅子に段差があり、前の人の頭で見えにくということがないように設計されているので、舞台全体が見えてよかった。
演者の声量に圧倒された。これがドイツオペラかあ、と感心。
4時間ものだから3度休憩が入ったが、1階のロビーではお酒や飲み物を買う人であふれていた。
1000名以上がはいっているそうだ。アメリカの団体もいた。
人人人、どこからこんなににたくさんの人がああ
音楽を堪能し宿に戻った。T子さんが宿のそばまで送ってくださった。
totoebi01 at 21:16|Permalink│みんな生きている飼い主のいない猫