2012年12月

2012年12月19日

地域猫 エサやり撮影

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地域猫にエサやりをするボランティアグループ        犬猫殺生ゼロを目指し、去勢不妊手術
                                    を続ける獣医さんたち
 
きのう夜、中野南台地域ねこの会の皆さんに同行し、地域猫のエサやりシーンを撮影した。 
昼はポカポカ陽気だったので、よし、今日だ!と撮影をきめ、ボランティアさんに連絡。
いいですよ、夜9時に出発しますのでどうぞ。
夕方、はやばやとカレーを作り、息子たちにメール「夜、カレー、撮影でいません 母」
自分はさっと食べ、4匹の猫の食事。なんかいつもより早いので戸惑ってるようだけど、がつがつ食べてた。
 
夜はどんどん冷え込んできた。カイロは使っちゃったし、厚着をし、ダウンのコート。
カメラが寒暖の差で止るとこまるので、包むものや、ライト用に懐中電灯、スチール用デジタルカメラ、ワイドレンズ、マイクをリュックにつめ、手袋、帽子、マウラーをしてと、三脚は置いていこう。
 
中野と杉並区の公園や公営住宅、住宅地を回る。
冬で、冷え込む夜なので、何匹くるかなーー。エサやり場に車が止ると、いつもは自転車なのに、今日は車なので警戒して出てこない。ボランティアさんが器にカリカリ、鶏肉(冬は特に寒さを乗り切るために鶏肉をうでて、裂いたのをあげる)、水を並べ始めると、ニャーと木立から、道路の向こうから猫たちが現れた。
 
でも7年前始めたころ、どのエサ場でも20~30匹いた猫がいまは3,4匹、1匹のところもあった。
地域猫活動の効果が確実に出ているということだろう。
サバイバルで生き残ったノラさんかもしれないが、みな、毛並みはよく、冬毛でもこもこ太って、元気。
というか、弱ってくると、猫は死期わかるのか人知れず、ひっそりと、ひとりで消えるらしい。
 
帰りはもう一度逆にエサ場を回り容器回収、掃除をして、猫たちにまたね、とサヨナラして戻ってきた。
ボランティアさんの話しだと、オスは早々と消えることが多く、いま、7年前から残っているのは全部メス。
しかも避妊前、どんどん猫を生んだ母猫も健在のところもあった。
 
始めた頃はこんなにスムーズじゃなかったらしい。通称猫路地があって、そこに子猫がうじゃうじゃいて、見かねて50匹近くの猫を捕まえ、全員去勢避妊手術をすませ、戻した。
それまでなんでエサをやるって、怒ってた住民の方も、耳にピアス(当時は耳カットでなくピアス)をした猫をみると怒らなくなり、そのうち「ごくろうさま」と声をかけてくれて、家の前をエサ場にしていいと申し出てくれた家があり現在もそこでエサをやった。
きれいな言葉や理念や理屈でなく、毎日の地道な行動が人を動かし、理解を得る。
そして、継続するってことの大切さ。
 
夜のエサやりで不審なカバンを発見して警察に届けたら盗難品だったり、不審人物をチェックできたりと、地域の防犯にも役立っている。
寄付があるとはいえ、これら活動はボランティア。
ここ中野南台は商店街のグループで、ほかのグループに比べ男性が多い。
店を息子に譲ったご隠居さんら。
男性方の参加で車の機動力や、夜のエサやでも、心強い。
みな、猫が大好きな、すてきなおじさん?おじいさん?たちだった。
 
夜12時近く家にもどる。猫たちは半分ねていて、半分入り口でまっていた。
カレーの皿をあらってーーー。昔の急がしい日々を思い出した。
 
いまは無理せず、できる限りの範囲で映画をつくっていこうと考えている。