2007年10月

2007年10月27日

怒涛の1週間(1)東京国際女性映画祭日誌

イメージ 1

写真:10/22記者会見  私はどこにいるでしょうか…

10月20日(土)
東京国際映画祭開催!
東京国際女性映画祭も協賛企画なので、開幕恒例のレッドカーペットを歩くようにディレクターからお誘いを受けたが、トトエビは英字幕貼り付け作業が終らず欠席。
作業をしながら、CSテレビでレッドカーペット中継を見る。
高野悦子さんや大竹洋子さんがいつ歩いてくるのか楽しみに待っていたが、メインらしき劇映画の一団が歩き終わったらカメラは会場に切り替わってしまった。残念!

10月21日(日)
東京国際女性映画祭開幕!
昨夜、字幕作業完了!東京ウィメンズプラザで担当者の方に作品をお渡しし、ホッと一息。
オープニングセレモニーで、羽田澄子監督、藤原智子監督などそうそうたる皆様とともに舞台に立つ。
「心理学者 原口鶴子の青春」の監督…と紹介され、高野悦子さんと握手したときは感激で胸がいっぱいになった。
期待と不安でセレモニーが終り、「シロタ家の20世紀」を見る。
連日の英字幕作業が影響したのか寝不足と緊張で眩暈がして自宅へ戻る。
朝日新聞前橋支局から郵便が届いていた。
本作品を紹介した10月19日付け朝日新聞が入っていた。
富岡市上映会のときに取材を受けたがそのときのものである。
24日の映画祭上映に合わせて、出してくださった。とても嬉しい。

10月22日(月)
2:30より記者会見。
トトエビは会場においたチラシが全てなくなったので、その補給のために12:00に会場につく。
チラシを補給し、ポスターをはっていただき、「サラエボの花」を見る。感動!
記者会見は頭が真っ白で、「鶴子さんの存在を皆様に知っていただきたい」と言ったことだけは覚えている。
家にもどり、インターネットで翌日のNHKテレビの番組欄をチェック。
明日11:05からはじまる「いっと6けん」で富岡市上映会の様子が放映予定だが、国会中継があると中止と聞いている。
<内容は突然変更になることがあります>という但し書きが気になり眠れない。

10月23日(火)
夕方から「女性映画人の集い」という映画祭のパーティがある。
何を着ようか…もう持ち合わせの服を着てしまった。あとは組み合わせを変えるしかない。
朝、NHKテレビ欄をチェック!国会中継はないようだ。
猫の世話をする時間がまったくなかった。無駄毛をすいて、床の雑巾掛けをすます。

10:30ビデオデッキに録画用のテープをいれる。
11:05予定通り番組が始まる。お豆の煮方なんてのんびりやっている(すみません)
11:15ごろでしたか、石井あつ子記者が「富岡市で…」とはじまった。

鶴子さんの顔が画面いっぱいにうつる。
プロとはいえ、わずか3分の間にコンパクトにまとめた手腕はすごい。
しかも石井さん一人でカメラ、インタビュー、ナレーション原稿、編集、キャスターをこなしている。
終了直後に電話が鳴り出す。それから2時間ほど鳴りっぱなし。
NHK前橋放送局の方からも電話があり「コールセンターに電話が殺到し、上映会場の問合わせが多いので、そちらで説明していただけますか」とのこと。
もちろんOKする。
午後、映画祭の映画を見る予定にしていたが、電話対応を続ける。
読売新聞全国版に出た時も全国から上映の問合わせをいただき、多くの映画祭チケット予約を受けましたが、新聞の力、テレビの力は本当にすごいとつくづく実感した。

10月24日(水)晴天
待ちに待った上映日がきた。
昨夜戻ると留守電がパンクしていた。
今日も朝から電話が鳴り始める。
「上映会申込みまだ間に合うか」「今日は仕事でいかれないが、次はどこでやるのか」との問合わせがほとんど。
そこへ富岡市のかぶら文化ホールより電話が入り、チケット集計ができ、販売数は1400枚だったとのこと。驚き!
お礼もそこそこに電話を切り、東京ウィメンズプラザに向う。

映画祭の方にも問合わせ電話が入っているとのこと。
11:00すぎた頃には列が出来始めた。
当日売りにも並ぶ人が…。
11:30ゲストの鶴子さんのお孫さんたち、鶴子さんの声をしてくださった五大路子さんが到着。
こうして、無事上映当日を元気に迎えることができました。

まだまだ書く事がありますが、続きは次回に

東京国際女性映画祭に招待してくださいました高野悦子様、大竹洋子様、素晴らしい体験をさせていただき、心より感謝申し上げます。
映画祭のスタッフの皆様、毎日ご指導ありがとうございました。
そして、ご来場いただきました皆様、あたたかいご声援、ありがとうございました。
シネマジャーナルのスタッフの皆様、上映会のたびに協力をいただき、心強く思っています。
これからも宜しくね!

2007年10月18日

もうすぐ東京国際女性映画祭

イメージ 1

第20回東京国際女性映画祭がちかずいてきた。
次の日曜日から木曜(21日~25日)まで渋谷の東京ウィメンズプラザホールで開かれる。
トトエビは、初めて作品が上映されるので落ち着かない。
この興奮状態を毎年体験している映画祭実行委員の方々は、つくづく大変だなあ、と思う。

そんな時、10月14日読売新聞全国版が大きく鶴子さんの作品をとりあげてくださった(写真)。
東京、千葉、埼玉、群馬、新潟、名古屋、大阪から多くの問合せをいただいた。
東京に関しては、24日がお仕事などで都合のつかない方に他日の日時、上映場所をご案内。
名古屋、大阪は決まり次第お知らせいたします。もう少しお待ちください。
映画祭チケットを購入してくださった皆様、会場で会いましょう!

本作品は映画祭期間中の10月24日の正午から上映されますが、その前日23日のNHKテレビ、午前11:05からはじまる「いっと6けん」で富岡市の上映会の様子が放映されます。
昼夜1000名が集まった熱気溢れる会場の様子、見終わったお客様のインタビュー、トトエビのインタビュー…ああ、ちょっと恥ずかしい。
ただし、テロ特措法の審議のため国会が延長されると、国会中継で番組は中止となります(ガヮヮ~~ン)。→国会中継になりそう…
お時間のある方はぜひ見てくださいね。

2007年10月10日

10/6富岡市先行上映会報告

イメージ 1

写真 かぶら文化ホール昼の部 開場前からお客様が…

       ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
晴天。1時30分の開場前に次々とお客さんが到着…
無事2回の映画上映が終了し、故郷の人々に鶴子さんを知っていただくという、製作目的を一つ達成しました。
それにしても、この日の会場の熱気を今年5月にお亡くなりになられた鶴子さんの長女、早百合さんに見ていただきたかった。
昼500名、夜500名、合計1000名の方々がいらっしゃっいました。
最終的な統計とアンケートは市で集計し、あとで教えてくださるそうです。

映画の仕事をはじめて、こんな晴れがましい経験は初めてでした。
市から大きな花束をいただきました。
渋川市、富岡市…と群馬県の皆様の温かい心に触れて、しばし東京に戻って感激にしたっております。

この日、午前中、製糸場で、横浜から駆けつけた鶴子さんのお孫さんたちと待ち合わし、
揃って富岡市役所へ向かい、市長さんにご挨拶。
市長さんは、昼、夜と2回の映画上映にあたり、2回とも舞台挨拶をしてくださいました。

「製糸場が世界遺産リストに登録され、世界に富岡市を知っていただこうとしているときに、富岡出身の国際的女性鶴子さんの映画ができたのはとてもタイムリーです。作ってくださってありがとうございました」と上映前にお言葉を頂きました。

マスコミの方も沢山いらっしゃいました。
初めてテレビのインタビュー取材も受けました(でも国会中継でオンエアがなくなるかも…)
上毛新聞は前日に、本誌1面コラムにこの映画をとりあげてくださり、それを見た市民の方も当日何人もいらっしゃいました!

映画の感想のお手紙、メールも届いております!
会場にいらしてくださったたくさんの市民の皆様、ありがとうございました。
鶴子さんの母校、日本女子大学桜楓会、前橋、高崎支部の皆様、ありがとうございました。ネットワークをいかし、チラシを作成し、100名ちかい人々を会場にお誘いくださいました。
高崎女子高等学校の卒業生のみなさま、校長先生及び教師の皆様、お忙しいところご来場くださりましてありがとうございました。
そして、群馬県在住の鶴子さんの姉妹のお孫さんたちと鶴子さんのお孫さんが会場で対面したのも嬉しいことでした!

こんな素晴らしい上映会を主催してくださり、土曜日にもかかわらず、朝から夜遅くまで、上映会に奔走された市役所及び教育委員会の皆様、本当にご苦労様でした!

2007年10月02日

東京国際女性映画祭ラインナップ

イメージ 1

イメージ 2

第20回東京国際女性映画祭のチラシをいただいた。
そうそうたる作品の中に、「心理学者 原口鶴子の青春」が並んでいる!感激!

本映画祭は今年で20回目。
最初は隔年開催だったので、実際は22年目。
2年遅れて発刊した映画誌シネマジャーナルは毎年、この映画祭を取材し、作品を観にいっている。
でも、監督として参加するのは、もちろん初めてです。

本作品はチラシにもあるように10月24日(水)12時から上映と決まった。
フィルムフェスティバルでは外国の人々もいらっしゃると思うので英語字幕をつけることに。
字幕で映像が見にくくならないように字数を縮めたり、区切る場所を考えたり…
いまアメリカにいる英字幕作成者と、メールや電話で打ち合わせながら、その作業に追われている。
目がしょぼしょぼする。
それでなくても、最近ドライアイ+老眼で夜10時をすぎるとボーとしてくるのニャー。

チケットはチケットぴあ、などで10月6日から発売します。
ただ、100枚に限り、上映委員会で先行発売を開始しました。
試写会が満員で入れなかった方、この機会にぜひいらしてくださいね。

上映前に監督挨拶、上映後はQ&Aがあるので、もちろんトトエビも会場にまいります。
というか、オープニング、記者会見、パーティ、自分の作品上映、クロージング…と開催中、毎日会場へ行く事になりそうです。