2013年02月

2013年02月08日

猫のベルリン取材・撮影(1)写真

猫取材のため2月1日より、ベルリンロケ。本日、無事撮影おわり、帰国しました。
 
ベルリンは日本より寒い、雪がすごい、取材予定のティアハイムベルリンは八甲田山状態といわれて、ダウンのコートに毛糸靴下、カイロなどなどの装備で出発。
 
フランス シャルルドゴール空港でのりつぎ、夜、ベルリンテーゲル空港着。
宿は交通の要所である動物園駅のそば、昨年できたばかりのホテル&ホステル併設。
ドイツの人はきれい好きと聞いていたが、とにかくキレイ。
まわりはクーダムといわれる繁華街。ドイツで一番古いデパートも健在だが、新しいデパートやスポーツ用品店、レストランからファーストフードまであふれ、夜遅くまで若者でにぎわっていた。
 
そのど真ん中にウイルへルム教会(第二次戦争で破壊され、塔の一部を保存して、その横に全面四角いステンドグラス窓でおおわれた新教会が聳えている)やベルリンで最も古いベルリン動物園(白熊クヌートで有名、パンダもいたが現在は両頭とも天国へ)。
 
テイァハイムベルリン動物保護センターは郊外終点電車駅からバスですぐ。巨大な敷地に猫舎、犬舎、鳥舎、草牧場地にも施設がならび馬、牛、ニワトリ、ブタなどが。その一画には動物墓地もあった。
広報部の女性の同行で撮影が許可され、施設内も写させていただいた。その日空は真っ青の晴天。
本当にラッキーだった。
イメージ 1
中)ティアハイムベルリン広報のカミンスキィさん 右)ドイツ語通訳をしてださった映像作家松山文子さん 
 
その前日はみぞれ混じりの雨。猫ボランティアさんたち2ケ所を取材した。
午前中、郊外の終着駅で待ち合わせ。雨だったので、お邪魔するボランティアの友人が、自動車で駅まで迎えにきてくれた。10分ほどで猫ボランティアさん宅へ。庭付きの小奇麗な住宅だった。
休暇でいったギリシャ、クレタ島、スペインなどで捨てられていた猫が20匹ほどおり、国際色豊だ。
さらに家の中で暮らせない猫は野外の猫の家で暮らし、人間の生活になれていく。
庭にはハリネズミ、ウサギの家もあり、インタビュー中もウサギが雪の芝生を歩いていた。
猫たちは家と庭を自由に行き来できる。暖炉のそばには病気の子猫が2匹固まって、寝ていた。
あと、片足が悪い野良犬さんが保護されて、猫たちと幸せに暮らしていた。
イメージ 2
猫ボランティアグループSTIMME DER TIEREの皆さん
左から2人目リーダーのBeate Ruschさん。
 
午後はこれまた反対側の郊外の終点駅近くにあるアパート1階で猫シェルターをする女性を訪問。
30~40匹の猫がアパートの各部屋に分けられて暮らしていた。
棚がたくさん作られ、高い所が好きな猫や隅が好きな猫とかいろいろ。
撮影中、ボランティアさんが入れ替わり立ち代り出入りして、猫に声をかけている。
89歳の女性は毎日のようにいらして、猫を飼っても最後まで見届けられないからと、自分の猫のように撫でている。撮影させていただいた。白髪の上品な方だった。
イメージ 3
猫ボランティアグループKatzen-in-Not-Berin e.V
右から二人目リーダーのIngrid Claus-Notoさん、右はドイツ語通訳の映像作家松山文子さん
 
ティアハイムベルリン撮影の翌日も晴天!歩いてると汗がでてくる。
午前中は東西ベルリンの国境だった駅にある記念センターへ行った。
イメージ 4
東西にベルリンが分断されていたときの唯一共通駅フレードリッヒシュトラッセ駅。ここで、涙の別れや、東から西に逃げようとした市民が殺されるなど悲しいエピソードがたくさんあった。右側は記念センター
 
午後は動物園ですごす。
猫の祖先にあたる、小型ヒョウや、野生猫たちも撮影。とにかく、動物いっぱいのベルリンロケだった。
 
 これから、資料を開き、撮影済みの映像チェックなどやることたくさん。
帰国して我が家の猫たちに対面、かわりなく、息子たちが面倒みてくれていた。
あれ、サクラがいないぞ。サクラは昼ごはんの世話担当だった娘が、気に入って自宅に連れて行ったとか。お試し期間というわけ。
娘の家には5歳くらになるロシアンブルーがいる。ペットショップで買ってきたので、猫友人がいない。
サクラをみて、噴いているらしい。
サクラは猫たちの中で暮らしたから仲良くできると思うが、ロシアンさんはどうかなあ、
仲良く出来たらいいなあ。でも、チビちゃんがいないでちょっと寂しいよ。