2009年01月

2009年01月29日

アップリンク夜のトーク

渋谷アップリンクで公開中です。初日の26日(月)のご来場者は平日昼の記録だそうです。大雨の日も、北風の寒い日もラジオ深夜便を聞いたというお客様がご夫婦で、お友達同士でたくさんいらっしゃいました。

ロビーで声をかけていただきついつい話し込み、待っておられて、そのままお帰りなるお客様もいらしたので、2日目からは上映後、10分ほど時間をいただき質問タイムをとりました。男性の方が多いのも今回の特徴です。自分も研究者だが、妻に死なれた原口氏の気持ちがわかるというご感想は、初めていただいたのでとても新鮮でした。

今回初めて最初の3日間はアフタヌーンショーとナイトトークショーの1日2回公開でした。本作品は圧倒的に中高年層が多いので夜はお出かけにならないのではと、心配でしたが、天気、曜日にあまり関係なく来てくださいました。
ゲストの方の映画を見ていない人もいらっしゃるので、できるだけ女性監督のくくりでテーマを選び、いかに女性が映画を作ることが大変か、作りたい気持ちと思いを込められる素材に出会ったときの喜びなど話し、最後に監督の自作の自己PRをしていただいたのですが十分にできたかどうか。司会兼トークでしたのでうまく仕切れたかちょっと心配が残ります。

26日の田代陽子監督は北海道新得からトークのために東京へいらしてくださいました。毎年、新得で開催される空想の森映画祭が映画に出会うきっかけだったそうです。そこに住んで、カメラを回し、9年の歳月をかけて映画まで作ってしまった監督です。お客様に観ていただいてこそ映画という信念をお持ちで、映画館から畑のビニールハウスまで観たい人いるところどこでも駆けつけ上映会を開いています!

27日の三浦淳子監督は1月末にユーロスペースで公開される「空とコムローイ」の監督。公開前のお忙しいところをトークに来てくださいました。一足先に作品を観せていただきましたが、タイの奥地の福祉の村で暮らす女性、子供たちの生活を7年間にわたり記録したもの。彼女一人で撮影に通ったとお聞きしびっくり。田代さんの作品もそうですが、優しい目ざしで日々の喜び、心の交流、生と死を見つめるカメラ。静かに命への感謝を感じる映画でした。

28日の浜野佐知監督は3月に近代文学館で「尾崎翠」の大きなイベントを控えてお忙しいところ、いらしてくださいました。同年代でもあり(注 浜野さんは映画監督として大先輩ですが、実は私より1歳若いんです!)映画監督になることの大変さと、これはと思うテーマと出会ったときの喜びなど、お互いに話しました。映画への情熱が強く、親切で頼りになる浜野監督から、元気をいただきました!ありがとうございました。

明日から2月1日(日)までは15時1回の上映となります。
会場でお会いできるのを楽しみしております。


2009年01月24日

ラジオ深夜便「こころの時代」

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午前4時にラジオを聞いている方がこんなにたくさんいらっしゃるとは知りませんでした。2日続けて聞いてくださっている。

眠ってしまう場合に備えて録音している方も。1月18日、19日、NHKラジオ深夜便「こころの時代」でインタビュー出演し、無事放送されましたが、その反響がまたまた大きくて戸惑っています。

正直な気持ち、とても嬉しいのですが、私の話したことがこんなに多くの皆様の気持ちを駆り立てたことが、やぱり信じられない。
学生のころから理論に弱く、客観性がなく、話もつぎつぎ連想ゲームのように飛ぶのがイヤだった。
以前、人前でお話を頼まれた時、お客様の反応がぜんぜんなくがっくりもどってきたことも。

上映劇場のお問合わせのお手紙の一部を紹介させてください。
「(略)出来得れば鑑賞させて頂き、今生の思い出の一つとしたいと希っております。八十二才を超えましたが元気なうちに思い出づくりを一ぱいしたいです。ごめいわくでなかったら日時、映画館の住所と名称をお教えくださいませ(略)」
その手紙を何度も読み返し涙が出てきました。
『元気なうちに思い出づくりを一ぱいしたいです』私はこういう女性が年齢に関係なく大好きなんです。もちろん、上映会場のお返事を書いています。

葉書、ファックス、メール、電話を下さった皆様、ありがとうございました。
これからの映画作りの大きな励みとなりました。
上映時にお会いできるのを楽しみにしております!

写真説明:
数日前、富岡市役所の職員の方に上毛新聞2008/11/28山路ふみ子映画賞福祉賞受賞の記事を送っていただきました。上毛新聞様、富岡市役所様ありがとうございました。

2009年01月13日

大阪、名古屋の挨拶から戻りました

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1月13日
昨夜、大阪、名古屋の舞台挨拶から戻りました。
10日早朝の新幹線で新大阪ー梅田ー十三ー第七藝術ー十三ー梅田ー新大阪ー名古屋ーシネマスコーレー名古屋ー新大阪ー大阪ー梅田ー十三ー宿。
これを2日間繰り返し、3日目は第七藝術劇場で15:00からトークがありましたので十三におりました。

大変でしたが、いろいろな皆様のご協力で大阪ー名古屋を高速バスや列車での往復でなく(片道3時間)
新幹線でできましたので、その分、ゆっくりでき、大変助かりました。
滞在中、寒い日が続きましたが、心配していた雪はなく、晴天で青空。
新幹線が内陸の京都にまわり、滋賀、びわ湖近辺を通過した時は、前夜ふったと思われる雪で両脇の山や美しい日本家屋の瓦屋根の波が白く輝き、これぞ日本だと思われる美しい光景をみることができました。

大阪、名古屋のお客様とも交流できました。
昨年の新聞掲載から待ってくださっていた方、ラジオを聞いて、静岡県から、また四国からご夫婦でいらしたお客様など、本当に嬉しい限りでした。
3日目、第七藝術劇場で行った「ブラジルから来たおじいちゃん」の栗原奈名子監督とのトークでは、たくさんのお客様がいらして、二人なぜか金屏風の前に座らされ、作品について、映画製作について、今後の予定など松村支配人の司会のもと、楽しくお話しすることができました。

「ルッキング・フォー・フミコ女たちの自分探し」から14年、パワーを秘めて第二作目を発表された栗原監督の潔い生き方、映像に対する愛情を強く感じ多くの力をいただきました。お互い、次回作を頑張りたいと思います。

シネマスコーレの木全支配人及びスタッフの皆様、第七藝術劇場の松村支配人及びスタッフの皆様ありがとうございました!金曜日まで(1月16日)映画は上映しています。引き続きよろしくお願い申し上げます。

★写真説明左上 2009/1/12 大阪第七藝術劇場オレンジルームにてトーク 左は松村支配人 中は栗原奈名子監督 トークというより早口二人の楽しいおしゃべりに…
★写真左下 名古屋シネマスコーレへいらしたお客様と上映後にお茶を飲みました
★写真右 2009/1/10 産経新聞(大阪)夕刊 正月に公開されたドキュメンタリー映画の紹介

2009年01月02日

謹賀新年2009年正月

抜けるような青空の元旦。
11時ごろ起床して、ぶらぶら1日、テレビ。
ヒュー・ジャックマンの「プレステージ」というマジシャンの映画を観た。
夜はNHK教育でウィンフィルニューイヤーコンサート。一度ウィーンへ行って本物を聞きたい。
心が洗われる。
次はラジオ。林芙美子さんの姪御さんの話は興味深かった

31日の大晦日は例年に比べ楽勝でした。
朝から、風呂洗いの棒の突いたタワシや換気扇フードスペア、ビールなどのお買い物。
年賀状の最後の1枚を出しにいって、前の日から砂糖湯につけておいた丹波の黒豆を火にかける。

午後からはテレビを見ながら煮物作り。
年末は私も息子たちも外食が続いたので冷蔵庫に生活クラブの購入品がびっしり。
適当に煮物を作りながら掃除にかかる。
前日洗ってほしてあった、居間の夏冬カーテンを戻す。
ポリエステルが入っているので猫の毛がすいついて取るのが大変だった。

冷蔵庫の中はキレイだったので、外だけ拭く。
ステンレスの流しを磨き、いよいよ換気扇。
前の年、苦労したので大変かと思ったら油のつきが少なかったので、拭くだけで済んだ。
風呂掃除と家中の電気の笠の掃除は次男が手伝ってくれた。
背が高いので、電気の笠をとるのもなんでもないみたいだが、私は踏み台を探して、それに乗っても天井に届かなくてさらに踏み台の下に本を敷いたり…息子は手を伸ばしてスッスーと外してくれたので作業がスムーズに進み、夕方7時には夕食。

あとはテレビ三昧。夜中、うっちゃんなんちゃんの内村氏がリーダーになって若手漫才師たちとコント
をやっていたが、あれには笑いました。

昨年は鶴子さんの作品の上映で奔走。
思いもかけず多くの皆様に見ていただくことができ、映画賞もいただきました。
ラジオ番組の出演を依頼され、自分の半生を話したり…これまで経験したことのないことの連続でした。

たくさんの方々にお手紙、メール、電話をいただき、
中高、大学の友人たちと旧交をあたためました。

今年も、新しいことが続きます。
昨年の東京、横浜に加え、今年は名古屋、大阪、京都、神戸で劇場公開、また群馬県で開かれる映画祭にも参加する予定です。コロンビア大学での上映も人を介していろいろ問い合わせ中。(こちらは私の努力が足りないので、進んでいません)

渋谷での東京再上映も決まり、しかも昼夜2回上映、夜は連日トークイベント。初めて尽くしです。

山路ふみ子賞の受賞理由は、作品の企画・プロデュース・脚本・編集・監督としての活躍に…という文言でした!よしもう、ここまできたからには配給、宣伝も悔いを残さないようにやる!
大阪と名古屋が同じ公開日で新幹線で両都市を往復して舞台挨拶しようが、
連日、若者の街、渋谷のど真ん中でトークイベンを続けようがやってみる、どれほどのお客様が集まるかわからないが、とにかくやってみる。

もう若くないので無理はきかないのですが、とにかく、今年も良い年だったと言えたらいいなあ。
本年もよろしくお願い申し上げます。