2007年05月

2007年05月31日

鶴子さんの故郷、群馬県富岡市

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5月29日
鶴子さんが生まれたのは群馬県富岡市一ノ宮。

昨年7月、国の重要文化財に指定され、今年、世界文化遺産候補のリストにのることが決まった富岡製糸場があるところです(写真上 今も昔のままの製糸場入口)

この素晴らしい巨大な建物群は、昨年まで片倉キャロンという会社が管理していた為、観光化されておらず、撮影にうかがった2006年8月は時空を越えた空間そのものでありましたニャン。
そう、まだ今ほどブレークする前の、眠りから覚めたばかりの製糸場を見ることができたのです。

明治5年、政府はここに国営の製糸場を建設し、フランスから、指導者、医者、繰糸指導員の女性たち、設計士、技術者などを呼びよせた。
突然、富岡の町にフランス人の一行が住み始めたってことです。
…120年前、この国際都市に鶴子さんが生まれたんです。

市役所の皆さんが熱心で、親切で、撮影現場にも付き添ってくださり、本当に助かりました。

一ノ宮は上州電鉄の上州富岡から数駅すすんだところにある。
1400年の歴史を有する国の重要文化財の貫前(ぬきさき)神社を中心に広がる門前町。
1400年とはすごいニャー。
神社の入口に樹齢1000年の幻想的な木があって、葉をキラキラ輝かせていた。

鶴子さんの実家、通った小学校は神社の前にあったから、この下り参道で名高い神社の境内は、きっと幼い頃の遊び場であったにちがいない……。

富岡市の広報と市長公室に、お礼と映画完成のご報告と完成披露試写へのお知らせを送りましたら、市から連絡をいただいた。

鶴子さんの存在、偉業を故郷の皆さんに知っていただけるチャンス。
是非、富岡市で試写会ができたらいいなあ、と思う。

2007年05月22日

試写会のお申込みありがとうございます!

5月21日(月)
試写会のお申込みが次々と届く。
6月9日は150名を越えましたニャン。でも9日はお席が250あるのでご安心を。

ファックスでお申込みをいただいた皆様、受理通知を省略させていただいております。
お席がなくなった場合のみご連絡いたしますのでご了承くださいね。

6月29日と7月17日はまだお席に余裕がございますから、どうぞ。

鶴子さんの資料を探していた!学位請求論文が読みたかったが、どこを探してもなかった!など熱心な研究者の方から複数お電話をいただきました。
嬉しいニャーン。

心理学会の先生が、学会の先生方にメールで知らせてくださったようで、東京だけでなく全国の(ちょっとオーバーかな…一番遠くは名古屋です)心理学の先生方からお申込みが入ってくる。
心理学者として志半ばで病に倒れた鶴子さんが知ったら、本当に喜んでくださるだろう。

鶴子さんの母校、日本女子大の先生方、卒業生の皆様が結束して応援してくださる。
こんなありがたいことがあるだろうか。
常に心を大きく、おおらかで、優しく、でもいざとなったら力を振り絞って頑張りぬく鶴子さんの人柄が多くの方々をひきつけているに違いない。

トトエビが卒業した女子聖学院という女子校の同窓生、同窓会会長もいらしてくださるとか!
ちょっと気恥ずかしいニャー。
だって、毎朝、礼拝からはじまるとても清清しいミッションスクールなのに、トトエビは…体育会系でスカートの裾をたくし上げて、廊下を走り回っていたんですもの。トホホ。

それから、資料本撮影で懐かしい早稲田大学の校舎へ入った。
なんと、立派な図書館が安倍球場の跡地にでき、しかも卒業生はカードを作れば、現役学生と同じように図書館を利用できるのだ!知らなかったよーー。
さっそく、カードを作るために、昔、学食のあった大隈講堂わきの建物へ(ここも素敵な会館)。
嗚呼、時の過ぎ行くままにというけど、随分、過ぎてしまった。周りは子供の世代。

多くの出会いと、貴重な体験をさせてくれた鶴子さんの作品が、だんだん手元からはなれ、自立していくような気がする。
立派に育ってね、と願いつつ…ちょっと淋しくもある。

2007年05月13日

完成披露試写会が決まりました

5月10日
連休を終えたトトエビは大きく伸びをして、ダッシュ!完成披露試写会の会場、スケジュールに向けて走り出した。で、下記のようにきまりました。無料でーーす。

完成披露試写会2007年6月9日(土)東京ウィメンズプラザ18:00開場18:30開映
 電話03-5467-1711(代) http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/
 この日にいらっしゃれない方のために
追加試写会 2007年6月29日(金)、7月17日(火)なかのZERO視聴覚ホール(本館地下)
18:00開場 18:30開映    電話03-5340-5000お客様カウンター

詳細はホームページhttp://www.sepia.dti.ne.jp/tess/でみてね。

2007年05月06日

コロンビア大学でお世話になった方々から感想が届きました

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5月6日(日)
写真上は鶴子さんが通った心理学実験場と読書室があるスカマホーン館。
中は留学中寄宿した女子寮のホイテャ・ホール。
下は鶴子さんの母校、日本女子大学の成瀬記念講堂。ここで鶴子さんは成瀬校長のお話を聞き、また卒業式に臨んだ。

コロンビア大学関係でお世話になった米国在住の方々は完成披露試写にはいらっしゃれないので一足先にDVDをお送りした。少し節約してサル便で送ったら大学の中をくるくるまわっていたのか、届くまでになんと1ケ月ちかくかかってしまった!
トトエビはあの広い構内のどこかへ消えてしまったのではないか…と、ちょっと心配したニャン。

鶴子さんの学位請求論文「Mental Fatigue」、鶴子さんがウッドワース先生に献本した「心的作業及び疲労の研究」の原本を大切に保管している同大C.V.Starr東亜図書館の日本研究司書、野口さんは
「映画の中で青木生子先生がおっしゃっているように、恵まれた環境、才能だけでなく、本人が目的意識に燃え、非常な努力をされてこそ東洋女性として心理学の博士号を手にしたことがよく描かれています。いまの留学を目指す若い女性の方々に見ていただきたい作品ですね」とのメールをいただいた。

鶴子さんの長女、倉西早百合さんからはニューヨークから電話が入り、
「1歳半でわかれて母についてはあまり知らなかった。この作品をみて母に会えたような気がして嬉しかった」とのご感想をいただいた。